男性の肌の老化の原因は80%が紫外線によるものです。
紫外線を浴び続けると、知らないうちに肌に蓄積され、一定量を超えると、シミやシワが出来てきます。
更に、紫外線を浴びることによってDNAにダメージを負います。
するとDNA機能が正常に働かなくなり、がんに突然変異する事があります。
↑(恐いですね)
今回は、男の肌の老化を防ぐには『日焼け止めだけでは足りない理由』を解説していきますね。
《目次》
紫外線対策で男肌の老化を防ぐ方法
【そもそも紫外線とは?】
紫外線はUVとよく言われますが、これはultora vaiolet(ウルトラバイオレット)の略です。
セクシャルバイオレットナンバーワンって歌が昔ありましたよね。。。
えっ知らない?桑名正明さんの大ヒット曲です。(元嫁はアン・ルイス)
話がそれましたすみません。。。
ウルトラバイオレットは『紫を越えた』という意味ですね、不可視光線の一部です。
紫外線(UV)は3種類あります。
UV-A UV-B UV-Cの3つです。
UV-Cは大気圏のオゾン層を通過出来ないので人体への影響は無いと言われています。
問題なのはUV-AとUV-Bです。
UV-Aとは?
波長が長い性質を持っていますから、肌の真皮層(しんぴそう)と言われている肌の奥まで届きます。
肌質に重要なタンパク質を変形させてシワを作ったり、メラニン色素を酸化させてシミを作ります。
UV-Aは、ガラスや衣類も通過してしまうのでとても厄介です。
UV-Bとは?
波長はUVーBよりも短いです。肌の表皮層に影響を与えます。日焼けの原因になるメラニンを生成したり、DNAにダメージを与えます。(癌になる場合がある)
さて、紫外線の恐ろしさが分かってもらえましたか?
では、そんな厄介な紫外線を防ぐ方法を見ていきましょう。
【日焼け止めで防ぐ】
日焼け止めクリームやローションには、SPF・PAの表示がありますよね。
SPFはUVーBの影響を遅らせる指標です。Sun Protection Factorの略。
PAはUVーAの影響を防ぐ指標です。Protection Grade of UVAの略。
影響を遅らせるとは?
SPFの場合、10・25・30・50などのという数字が表示されています。
これは、日焼けを遅らせることができる時間の目安です。
そもそも、日焼けにかかる時間は人によってバラツキがあります、大体10分~20分と言われていますが。。。
例えば、日焼けにかかる時間が10分の人がSPF30を使った場合は、
(10分 )× (SPF30)=300分。
『あなたは日焼けを300分遅らせる事が出来る』という目安です。
PAの場合、+ ++ +++ ++++ という4種類で表示されています。
これは+が多いほど効果が高い。という意味です。
「星4つ!」みたいな感じですね(笑)
ただ、効果が高いものほど、肌への負担も大きくなります。これはSPFの数字が高い物も同じです。
また、日焼け止めは汗や摩擦で取れてしまいますから、2~3時間ごとに塗り直しが必要です。
高い数値の物を使うと、ますます肌への負担も増えます。
日焼け止めは手軽に出来る紫外線対策ですが、毎日全身に日焼け止めを塗るのは不可能ですよね?
そこで、日焼け止めだけでは足りない部分を補うために帽子やUVカット素材の服を着る事をおすすめします。UV-Aは服を着ていても肌に届きますからね。
【帽子で防ぐ】
帽子を被るだけでUVーBは65%軽減出来ると言われています。
ただ帽子はキャップタイプではあまり意味がありません。つばの横から紫外線が入ってきます。
つば(縁)が7㎝以上あるものが効果が高いと言われています。
麦わら帽子なんて最適ですね。
【サングラスで防ぐ】
紫外線は目からも入ってきます。サングラスで紫外線を防ぐ事ができます。
サングラスは色の濃さではなく、透過率が高い物を選びましょう。
「紫外線99%カット!」とか表示されているものですね。
【UVカット素材の服で防ぐ】
UVカット製品には2種類あります。
『UVカット加工』
UVカット加工とは、製品になった服に、後から加工して紫外線吸収剤などを吹き付けるたり、紫外線吸収剤を染料と一緒に染めるときに生地になじませるタイプのものです。
後加工タイプは、洗濯に対しては加工の持続性が弱いです。
なので、洗濯を重ねるたびにその効果が落ちて行ってしまうと言われています。
「UVカット素材」
UVカット素材は、服の繊維にカーボンやセラミック、チタンなどの無機物質。
又は、化粧品などに使われている有機物質を繊維製造時に練り込んでいるものです。
UVカット効果は、持続しやすく、洗濯などによるUVカット率の低減はないと言われています。
繊維に練りこまれたタイプのUVカット素材は、紫外線だけではなく、赤外線、可視光線などの透過も防ぐことができます。
UVカット素材は、綿素材に施すことはできないため、ポリエステルや、レーヨンなどの化学繊維に施されます。
なので、綿100%の製品で、UVカット素材はありません。
ちなみに、これらは繊維に特殊なUV加工をしている衣類ですが、特殊な加工をしていないものでも、十分に紫外線対策をすることができるんですよ~♪
【服の色と素材でUVを防ぐ】
衣類の素材や色によって紫外線の透過率がちがいます。
色による紫外線の透過率
紫外線の透過率は以下の順で高くなります。
(低い)黒 < 青< 黄色 < オレンジ < ピンク < 白(高い)
黒が一番で紫外線をカットしてくれます。(UVカット製品ではない場合です) />また、同じ黒色でも、生地が厚く、目の詰まった織り方の衣類がいちばん紫外線を通しにくいといわれています。
素材による紫外線の透過率
素材は、ポリエステル、ビニロン、羊毛などは透過率が低く、ナイロン、アセテート、綿などは透過率が高いと言われています。
ポリエステルやウールは、特殊な加工をしなくても、有害なUV-Bを90%以上もカットする特性があります。
でも、UV-Aをカットする効果は低いです。
デニムは凄い
紫外線から守ってくれる優秀アイテムがあります。それが「デニム」です。
なんと、青のデニムはもっとも透過率が低く、その透過率はわすか0.06%。
日中外で過ごすことが多い日は、半ズボンで過ごすよりも、ジーンズを選ぶ方が紫外線対策としてはいいですね。
【紫外線が多い時間帯】
紫外線が多い時間帯は日中の10時から14時の間です。
またUV-Bは5月から9月まで高い量が降り注ぎますが、UV-Aは一年中降り注ぎます。
なので、紫外線対策は一年中必要というわけです。
一番簡単な紫外線対策は、「紫外線が多いと思われる場所には昼間は行かない事」ですね。
【まとめ】
男の肌の老化を防ぐには紫外線対策が一番です。
日焼け止めを使うことはもちろんですが、帽子やサングラス、UVカットの服を使えば、より紫外線を防げます。
但し、UV-Bはかなり防げますが、UV-Aは毎日全身に日焼け止めを塗らない限り防げません。
でもそれはちょっとムリ。。。
なので、飲む日焼け止めを使うのもおすすめです。
「顔の肌の紫外線対策なんだから顔を防御しておけばいいんじゃないの?」と考えるのは間違っています。
紫外線は目や肌から入ってきて、その情報は脳に伝わります。
すると、あなたの脳は「全身で防御態勢が必要だ!」と判断します。
結果としてメラニンが必要以上に排出されてシミの原因になるのです。
10年後も綺麗な肌を保ちたい男性は今からでも紫外線対策を行ってくださいね。
「汚ったねぇオヤジ!」には成りたくないですよね(笑)
最後までお読みいただきましてありがとうございました。